この道着を取り扱うにあたり、埼玉にある本社工場を見学し、特徴と製造プロセスについてお話を伺いました。
武州一の道着は、全ての工程にこだわり、妥協することなく製造されています。「藍の発酵仕込み」と「先染め」という手間が掛る工程を行いながらもコストパフォーマンスに優れ、独自の縫製により美しいシルエットを保ち足さばきを妨げません。他社の最高級と称する品物をはるかに凌駕する品質と断言できます。

武州一の藍染めの武道着は、糸から染める「先染め」によりできています。糸から染め上げることで、糸一本一本がしっかりと染まります。藍液がたっぷりと染み込んだ糸は薬効が強く長く効きます。また、糸が藍でコーティングされることで、強度が増し、肌触りはよりソフトになります。 <藍の薬効>
防虫効果、汗の酸化に強くなる、保湿、消臭殺菌、優れた吸汗性

藍で染められた糸はとても頑固で生地にするのは大変な労力を必要とします。生産効率を重視した近代的な織機では、うまく生地にすることができません。そこで古くに製造されたパワーのあるシャトル織機により織っています。長く使われている織機ですので、調整が必要で手間が掛りますが、良い生地を織るためにはこの織機が必要不可欠です。

美しいシルエットを保ちながら、足さばきを妨げない袴、襟元がはだけず、腕の動きを妨げない風格漂う稽古着は長年蓄積された技術の賜物なのです。一着一着全て職人の手により縫製されています。

インターネットの普及などにより、剣道家がさまざまな道着を手にすることができるようになり、利便性や低価格を重視して選ばれる方が増えています。ややもすると、どの剣道衣でも大差ないと思い込んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。剣道衣のポイントは素材と仕立。この２つが相まって着やすさ、耐久性、品格が生まれるのです。これら３つのバリュー（価値）を兼ね備えた武州一を着用すれば知らず知らずのうちに剣道が上達していきます。
本物の良さは使い込むことによってにじみ出てくるものなのです。
武州一は子供用から高段者用まで幅広いバリエーションを一貫したポリシーと適正な価格で提供しております。

武州一の製品は、当店に常時展示しております。一度お越しになり実際に手にして感触をご確認ください。
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